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第7回 AiC竹本先生のインクジェット教室
賢く知っておこうインクジェット出力業者の一般的な積算方法

2.インクジェット出力サービス業者の原価項目

5  原価償却

減価償却とは帳簿上のことだけなのですが、その本義は、購入した機械設備が耐用年数分稼動したとして、そこから利益が発生するので、機械設備を購入したその時に一括して処理するのは機械の役務から考えて妥当ではなく、やはりその機械から利益を得ることが出来る耐用年数に渡って購入費を分けて支払う(実際にはお金は支払わない)ような考え方のほうが妥当性があると会計原則では考えられています。
このような理由から毎年減価償却をするのですが、帳簿上で減価償却費を損金として処理すると、実際には社外にお金を支払わないので手元にその金額が残ることになります。手元流動性が上がることになるのですが、ある意味合法的な貯金ですので、これを次回のプリンター購入資金に当てるという考え方にならなければなりません。
逆に言うと原価償却が出来ない会社は、陳腐化が激しいインクジェットプリンターの買い替えが出来ない会社だということで、サービス会社にとっては致命傷となります。

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