看板ナビTOP > インクジェット教室 > 国内出力機の特徴

第5回 AiC竹本先生のインクジェット教室
出力を頼む人から見た”知っておくと得する主要国内外出力機の特徴”

この章では、出力を依頼される方が、出力屋さんがどんな機械を使い、その機械はどんな特徴を持っているのか意外と知らないという点に着目をし、トラブル時に出力屋さんから「この機械はこの程度は仕方ないです」等と言われることに対し、事前回避や対処方法の一助として頂く事を目的として、主要な国内外のプリンターについて特徴を簡潔にまとめてみました。
次ページからの内容は、溶剤系インクジェットプリンター国産機の売れ筋主要機種、及び海外機種でも日本市場での主要機種についてのみ記述しましたが実際は、これらの機種、メーカーだけでなくさらに多くのメーカーが有ります。例えば、溶剤系だけでなく、スコッチプリントに代表される静電方式やマタンに代表されるリボン式、新機種として注目を浴びる事が増えているUV機(紫外線硬化型インク機)や二樹エレクトロニクスのレジンジェットやHP-ScitexのCorJet等のレジンインク機等があります。 その他水性タイプでは最もポピュラーな顔料タイプだけでなく、のぼりの需要が増えている昇華転写方式は、グラディスやマイティスのように金属等にも転写が可能です。また特に近年は、韓国、中国メーカーの機種が沢山出てきており、有名メーカーのヘッドを使い開発されたものが多く見られるようになって来ています。しかしながら、一部日本にも輸入されている物を見ましても中々実使用で成功している例が少なく、同スペックで安価という理由だけで購入や使用を決める事はリスクが伴なうと考え、事前のチェックを入念に行ってから決定する方が賢明と言えます。
特に海外プリンターは日本と違い、メーカー純正インクではなく自由に何処のインクでも使えるため、どんな機械かという事と、どんな特性のインクを使用しているかを確認した方が良いでしょう。失敗しない為にも日本の常識と海外では異なる事を充分理解しておく必要が有ると思います。
また、表の内容については、できる限り正確性に配慮し記述したつもりですが、各メーカーのご担当者様から見て万一事実と大きく異なる点が有りましたら、遠慮なくメールにてご指摘下さい。再調査の上、事実誤認については即座にお詫びして訂正致します。


インクジェット教室TOPへ戻る


大判インクジェット出力サービス INKJET PRO

看板ナビ