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第7回 AiC竹本先生のインクジェット教室
賢く知っておこうインクジェット出力業者の一般的な積算方法

2.インクジェット出力サービス業者の原価項目

3  人件費

出力コストを考える時、 1.使用メディア代、 2.インク代 は誰しも理解し考慮に入れるのですが、ここから先の項目についてはあいまいな項目になる方が多いのではないでしょうか。
その理由として

  • 【1】 家族経営だから
  • 【2】 他の仕事がメインで空いた時間を利用しているから
  • 【3】 空きスペースがあるから
  • 【4】 インクジェット機を購入したが稼働率が悪いから

看板業やテント加工業をしていますと今やインクジェット機は必需品のようになって来ています。昔は高価でしかも出力技術が必要であったため、購入者も一部の方に限られていました。しかし、今や価格も手に入れやすい価格帯になり、また特殊技術を持たなくても一定レベル以上の出力が可能になったため導入企業も非常に増えてきています。ここで言うところの人件費は、インクジェット出力業として専門知識を持ったオペレーターが社内におり、きちっとサポートできる体制での事を考えています。
何故ならば、昨今のプリンターはどのメーカーのものを使用しても一定レベル以上の画質は誰でもが簡単に出力でき、出力依頼者にとっては見た目の違いは専門知識が無ければ余りその差が判別できない実情が有るのですが、実際にはメディア選定から、カラーマネージメントに至るまでサービスを提供する以上、製品保証とサービスは絶対に必要だと考えます。
やはり、片手間仕事という考え方やプリンターを所有しているというだけでは、いざという時の問題対処も含め専門知識の修得者は必須と思います。この場合、人件費は特殊技能者もしくは技術やノウハウの保持者に対して支払われるべきで、やはり人件費はコストとして必須であると考えます。
人件費としては、その出力物件に対する拘束時間を人件費としてみます。
拘束項目には

  • 【1】 出力データー作成費
  • 【2】 打ち合わせ費
  • 【3】 プリンターオペレーション
  • 【4】 検品
  • 【5】 出荷

以上のような内容が該当するでしょう。

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