12) フランチャイズ看板屋さんとアメリカのサイン事情 その2
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話をフランチャイズ看板屋さんに戻しましょう。 フランチャイズ化してどんなメリットがあるかといいますと・・・ 1、 営業システムの確立(カタログ、パンフなど) といったところでしょう。逆に考えると、一般看板屋さんは通常、上記の全てを持っていないということになるんでしょうかね。日本の看板屋さんの場合も事情は似ていると思います。
ということになります。材料費は売り上げ比17%、人件費は20%、この割合は変わりません。固定費というのは家賃やロイヤリティなどですから規模に比例しません(厳密には多少増えるでしょうけどね。ロイヤリティは、ある一定以上の金額になるとそれ以上になると払わなくても済むようになるところが多いです)。 固定費が変わらないので、規模が多くなればなるほど、13%、43%、63%と、利益率が高くなります。 ちなみに、今回のツアーで訪問した「サインアラマ」さんは、材料を自分で選べることができるそうで、オーナーの独立性(選択範囲)が強いんだそうです。他は大体支給材料になるようですね。
では言わば"素人"の看板屋さんがどのようにして「サインショップ」となるのか。これは、優れた研修システム(2〜3週間程度)と、外注ネットワークのなせる技でしょう。短期間で看板屋さんとして必要な知識を叩き込み、本部のアフターフォロー体制を充実させ、できないことは外注する。 「2週間で看板屋?無理無理!」と日本の看板屋さんは思うでしょう。確かにそうかもしれませんが、優秀な職人さんのネットワークがあって、膨大なマニュアル(100冊というところも)があって、営業さえできればそう問題でもないのでしょう。もちろん、屋外広告に関しての国レベルでの背景の違い(バナーやカッティングなんかの広告物が非常に身近で、シェアも大きい)もありますけどね。 一般的なサインフランチャイズ店舗は、5人〜20人ほどのスタッフがおり、カウンター接客、デザイナー、サインメーカー(実際に製作する人のことでしょう)、セールス(営業)、経理。これらを通常最低3人で行い、セールス部門と経理はオーナーが担当、その他を2人で行い、あとは人員が増えた分セールスやサインメーカーが増えていく。ということのようです。 オーナー同士の、「お互い様」精神があって、例えば優秀な出力機を持っているところがあれば、そのリソースは全て自分のもの、となるようです。 フランチャイズによっては、オーナーの商圏が決まっていて、そのエリアをでてはダメ、というところもあれば、エリアの外までいくことが可能なところがあったりします。
明るい店舗で陽気な店員さんがしっかりと接客してれて、カタログ&パンフレットがあり(何が売っているのか?何ができるのかが極めて明確)、しっかりとした価格表、仕事をがんがんとってくる営業マン、各種プロモーション活動、「クイックサイン」という考え方。。。。。。 おっと話が逸れ過ぎました。それではツアーの話に戻りましょう(笑) |
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