インクの色材には顔料と染料の2種類有ります。
顔料と染料はまったく異なる物ですが、その特徴も異なる為、使用用途も自ずと異なってきます。近年は耐候性の面から顔料が多く使われるようになってきているのですが、それは顔料の短所である所の発色性に改良を加える事により、顔料でも染料に近い発色性が得られるようになってきたからです。
卓上用のインクジェットプリンターは、そのほとんどがこの染料インクが使われています。
業務用では紙の他に布系のメディア等が多く使われているのですが、特に昇華転写方式は、のぼりやバナー等のフルカラープリントに適しています。
染料は発色の良さやインクコストが低い事もあって、写真画質が欲しい場合や、展示会等の一時使用等の短期用途に多く使われています。
但し、水性系の場合は耐水性と耐候性が無いので屋外用途には適していません。
顔料は粒からできている為、紫外線でその粒の色素表面が破壊されてもその次の表面が現れるので染料よりは耐光性に優れているという特徴があります。
従って業務用インクジェット機の大半は水性、溶剤問わずこの顔料インクが多く使われています。
兵庫県尼崎市出身。
生粋の関西人。
出力業界のカリスマ的存在。
第3回 インクジェット出力を
使って看板を作る時のベスト
マッチング
第5回 出力を頼む人から
見た 知っておくと得する主要
な国内外出力機の特徴