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みっちーのイノコー日記

第9

ちょす

きのう精神病院に行った。 ヌ? 患者ではない 仕事で! 全病室の室名の取
換で

担当の方からいろいろ注意されつつの作業となった 沢山の鉄扉があり都度施錠
が要 患者から話し掛けられても対応するなということ にわかに緊張が高まる
  一人部屋から6人部屋まである 談話コーナーでたむろしている者、おれ達に
寄ってくる者、ひたすら踊りの練習に余念のない者、泣きべそをかく者、様々だ
 道具は最小限に 又カッター類は見せないようにとの指示に緊張は最高に 重
症患者の病室は鉄格子がはまっておりほとんどが寝ていたり、読書していたりで
おとなしい 逆に症状が出たときの大変さを想像した

そういえば、合唱サークルに所属の時分に年に1回隣町の精神病院に慰問があっ
た 一歩引いたが さほどでもなくホールでいっしょに歌ったり話したり ナー
ンダ 今思えばその時の彼らは軽症患者だったのかも 

でもまあ ここに入院している人はレッテルを貼られているからまだ安心だ こ
わいのはこの社会で一見まともそうに暮らしている人の方かも知れんぞ 電車で
たまたま隣に乗り合わせた人、会社の同僚や上司、学者とか医師とか世間で評価
の高い人でも以外な面があったりして そういうおれだって? 実社会に適用で
きないものが精神病と呼ばれており 精神病の選定基準が人に寄って線引きされ
ているところが欠点なのかも・・なんてね