ということで、前号の続きです。
コミュニティでいかに良質の情報を得るか?です。
この答えは既にふで文字やさんがコラムにおいて出して下さっていますが・・・。
答えは「発信」なわけです。
じゃあなぜ発信なのでしょう?
1、 感情移入度に差がでるから、
2、 目立つから(知っているから)
3、 双方向だから(ギブアンドテイク)
だと思うのですが、具体例を見てみましょう。
先日、看板ナビの掲示板で交わされた投稿をまとめていた時のことです。
ここにひとつの法則というか、傾向が見て取れます。
例えば「○○について教えてください」という投稿は結構ありますが、それに対して色々な人が教えてくれる場合と、全くの無視という場合があります。
これは「○○」という話の難しさ(回答のし難さ)で差が出るわけではないんです。
では何で?
この「差」は過去に発言したことがあるか?特に、他の人の疑問に答えてあげたことがあるか?に寄るところが非常に大きいのです。
当たり前と言えば当たり前ですね。
普段は読むだけ(これをROM(ロム)といいます)のクセに、自分が困った時には何の前触れもなく「教えてくれ」などという都合の良い投稿は無視されてしまうのです。
(過去の掲示板を見るとわかりますよ^^;)
それから、発信したとしても自社のアピールだけの人。こういうのも駄目ですね。
自社商品のアピールだけするとか、我が社はこんなこと出来ます、とかね。
掲示板でもメーリングリストでも同じですが、これは「有効利用」以前に、マナー違反です。
簡単に言うと嫌われてしまいます。だってそうですよね?インターネットやコミュニティってみんなで使うものなんです。それで自社のアピールだけしている人なんて、嫌われちゃいますよ。
たまに来ませんか?「お得な情報です」などといってわけのわからないメールが。
その類のスパムメールと大差ありません。一方通行ですから。余計なお世話ってもんですよ。
つまりですね。インターネット、特にコミュニティで大事なのは「双方向」ということなんです。簡単に言うとギブアンドテイク。ギブとは発信です。
発言する内容は結構どんな内容でもいいんです。「単なる宣伝」以外だったら。
「今日阪神勝ったね」といった内容でも、ROMとは全く違います。ほんと違いますよ。
これは実世界でもそうだと思いませんか?例えば道を聞かれたとします。見ず知らずの人だったら、もしかしたらいいかげんに答えてしまうかもしれませんけど、友人だったら違いますよね。地図を書いてあげたり多くの時間を使ったり、より詳しく説明しますよね。
これって、実は言い換えると「双方向」の一面を持っているからなんですよ。関係性が。
その友人のことを知っいて自分も情報発信をしているから、双方向。
教えた後も関係が続くから、双方向。
コミュニティの有効活用とはつまり、「友人をいかに増やすか?」なわけです。
黙っていても友人はできません。だってあなたのことを知らないのですから。
知らない人を簡単に信用することはできません。信用できない人には仕事も発注しないかもしれませんね。もしかしたら。もちろん有益な情報なんて受信できません。
現に看板ナビの会員さん同士で受発注のやり取りはとてもよくありますが、発言している方はその割合が圧倒的に多いようです。
ね?ということで、まず、あなたの情報を知らせる為に、つまり目立つ為に発言しましょう。まずは自己紹介からです。
掲示板やメーリングリストの使い方がわからない?練習しましょう。間違ったとしてもそれを咎める人はいませんよ。掲示板には新しく「練習・自己紹介用」というものを作りました。是非ご利用ください。
結論として、もしも看板ナビが看板を作ることになったらとしたら、発言してくださっている方に頼みますね。間違いなく(笑)。
と、それくらい違ってくるものです。
とっておきの情報はそれなりの活動をしなければ手に入りません。
ちゃんちゃん。
(近い将来、「コミュニティ活用講座」というコンテンツを連載する予定です。メールの書き方から掲示板、マナー、タブー・・・etc)
来週からは普段通り「看板屋さん」に書いて頂きます。
お楽しみに。
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