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第6回 AiC竹本先生のインクジェット教室
出力業者には耳が痛い”出力業者選びのチェックシート” 本当にこのままでいいの…?

2. チェックシート

項目 内容 不可
価格 常時極端に安い価格はその根拠を確認する必要が有ります。
出力価格は原価計算算出方式を取っている所は少ないのが現状なので、周囲の業社と比較して適性かどうか判断するのが良いでしょう。
余りに高すぎる所との取引は交渉することも必要かもしれません。
     
出力品質 バンディング(横筋)目が出ていたり、カスレていたり,傷が入っていたりしていないか?
出力解像度はどれくらいか?
     
使用メディア チェックポイント
白塩ビ+ラミ :
塩ビの耐候力と糊特性を確認下さい。退色によるトラブルより、剥がれによるトラブルの方が多く報告されています。

ターポリン :
大面積の場合は水に強く高張力タイプを使用しているかを確認下さい。

透明 :
塩ビとPE製がありますがインク濃度が出ない薄い出力のものは一考の余地有りです。点灯時と非点灯時のバランスのチェックも必要

FFシート :
インク濃度が出ているか?点灯時と非点灯時の濃度のバランスを考慮されたプリントであるかをチェックする。
     
プリンターと
使用用途との
適合性
プリンターに使用されているインクによっては屋外特性が異なります。
塩ビと相性の良い物やターポリンとが良いもの、電飾用途が苦手な物等、耐候性や擦過キズ、解像度も含め判断が必要です。
チェックポイント
塩ビ : バンディング、解像度、発色性は?(ラミ付き)
ターポリン : 擦過キズ、発色性、耐候性?
電飾フィルム : 色濃度、発色性?(ラミ付き)
FFシート : 色濃度、発色性、耐候性?
     
色合わせ 指定色がある場合、近似色に合わせて貰えているか      
対応力 データの入稿方法 : 電子入稿、引き取り、持ち込み、郵送
納品形態 : 運送便、営業納品
緊急時の対応
トラブル時の対応
     
納期 通常納期は何日間?
緊急時納期は即日?
     
実績
(得意分野)
どの分野の出力が多いのかを確認すれば、その出力屋さんの得意な出力分野が何か判ります。
ターポリン系なのか、塩ビ系なのか、電飾系なのか?です。
     
加工能力 ラミ加工(塩ビフィルなどに透明フィルムを貼りあわせる加工)
縫製加工(ターポリン等をミシンで縫製する加工)
ウエルダー加工(ターポリンやFFシートを高周波圧着する加工)
シーム加工(FFシートで幅継ぎ時の目を目立たせなくする加工)
等が何処まで自社内でできるか?また迅速にできるか?
     
デザイン力 自社で困った時や仕事がオーバーフローした時、また不意に依頼を受けた時等、外注先を持っておくことは自社の強みとなります。      
施工力 貼り施工(ウインドー、車、電車、看板体、その他)
取り付け工事(野立て、柱立て、ネオン、塔や、袖付け,その他)
構造計算
     

以上11のチェック項目に対し、それぞれにお付き合いの出力業社さんを採点してみてください。
そして、特に自社にとって最も重要視しなければならない項目に注目し、再考してみてください。
どうでしょう?やっぱり今の業社がベストマッチだ!と言う方や???と思われる方もいらっしゃるでしょう。
また、これから選定しようと思われる方にはこのチェックシートで採点してみてください。
そうすれば、自社の希望する業者がどんな業者かが見えてくるはずです。
このことが、良い出会いとますますの貴社のご発展に繋がることを切望しています。

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