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■マーケティング具体例 | |
S社はサイン業界向けにシートを販売してきたメーカー。10数年前からカッティングマシーンの普及に伴いシートの需要が増えてきた。大手サイン資材商社と手を結び販売量も右肩あがりで増えてきて、マーケティングと言えば商社の担当の言う話を聞くくらい。ユーザーに話を聞くこともあるが、組織だって調査をしたことはない。 調査といってもサイン業界は一般的な統計は役に立たないので専門的な調査をするしかない。 ところが、時代が変わり不景気の波を見事に受けているサイン業界。モノは飽和状態。最近では商社の方も「値段を下げろ」の1点張り。海外から安い商品も入ってきてるし、状況は悪くなる一方。利益を増やすには売上を上げるか、コストを下げるか。新商品か?
さてそれではマーケティングで一番大切な顧客の声。次に競合、自社のコアコンピタンス。 どうでしょう。どこの業界でも同じような悩みを持ったメーカーさんはたくさんいると思います。 *********************************** まず調査目的と仮説の構築をはっきりしましょう。 *********************************** 全く違う業界だって不景気は変わらない。当社でノウハウのあるサイン業界で新商品の開発あるいはマイナーチェンジで売上増を狙おう。その為にはサイン業社さんがどういう理由でシートを買ってくれているのか?を明確にしよう。 品質、価格、サービス、チャネル、を競合と比較しよう。 サービス、チャネルに関しては今までのルールでは商社がもってきたものが強かったのだろうが、競争が激しくなっている今、商品の「使いやすさ」というものは看板屋さんの競争力にも直結する話であり、品質は当然であるからチャネルによる束縛はかなり少なくなるのではなかろうか?看板屋さんは業務の特性上インターネットの普及は間違いないであろうから、ネットを使った商品の説明などのアフターフォローはかなり有効な手段として定着するに違いない。 などと考えた。 ********************************** それでは、競合と比較して現在買っている商品の購買決定要因はなんなのか? 「使いやすさ」というキーワードで定量調査と定性調査をしてみましょう。 質問項目の設定です。 現在使っているメーカー 選択式 以下のうち「使いやすい」と感じるものにまるを むきやすい 12345(1が最も使いやすいと感じない) 自由文 と言った感じで設定して下さい。 **********************************
どうでしょう?大体イメージがつきましたか?当社の提供するサービスはマーケティングリサーチですから、この打ち合わせをつめてアンケート内容を設定し、アンケートを行って結果をレポートにまとめるところまでです。アンケート母体は看板ナビの会員さんです。数百万数千万の開発経費をかけて失敗したら 、、、それを考えれば数十万の出費は痛くも痒くもないはずです。。。 具体的なご相談は 担当 西坂 hayato@kanban-navi.com まで。タイトル「広告の相談」で送ってください。 |