選挙戦真っ只中。 間違いなく“マニフェスト”が今年の流行語大賞に輝きそうな気配。 ちなみに、僕は<月刊ビジネススタンダード誌(ビジスタ)・ソフトバンクパブリッシング社>にて、【突破マニフェスト】という社会派連載もやっているので、要チェキ願います(毎月8日発売)。
さて、そんなマニフェストの母国イギリス。 そのメンタリティが日本人に似ていると、よく言われます。 欧州であるはずなのに、島国という地理的な要因から「オレらって何かヨーロッパ人になりきれないよな!?」というイギリス人と、アジアの一員なのに“アジア人”とは自らをカテゴライズしない、同じく島国根性保持者の日本人は、何となく同類項というワケです。 ちなみに、同じような歴史的背景を持ち、半島仲間の韓国とイタリアも、その性格がソックリという説もアリ、なるほどです。
しかし、そんな戯言言ってられないのが、不景気延長戦のNIPPON! 中国の台頭で、若い日本の世代は本格的なサバイバルゲームに突入。 「アメリカと共に歩むか? それとも中国の経済発展にのるか?」、日本の20・30代は、今この重大な選択を迫られちゃってるんです、実際。
そしてカンバンの世界。 先日、アメリカから来た知人は、「何か東京に英語表記の(公共の)カンバン増えたね」と、一言。 確かに。 ワールドカップもあったしね。 それ以前は、駅にしても本当にメジャーな駅しか英語で書いていない印刷物や看板が実に多かった。
一方、ハングルや中国語表記も増加中。 下北沢の駅ですら、こんな感じだからね。
福岡のアジア勢受け入れ態勢なんて、ずっと前から東京の比じゃないね。 そもそも、ダイエー・中内功の、「福岡ドームつくって、同胞である王貞治率いるダイエーホークスの試合を観て帰ってもらおう!」という、いわば“ルック・ウエスト構想”が、もともとの発端なんだけど、実に充実。
ANYWAY、サービス業だろうが商店だろうが、観光地だろうが僻地だろうが、もう日本語表記オンリーの看板は考え直すべきだろう! アジアの一員か? 欧米追従か? それは土地と業態で変わるだろうけど、ニッチもサッチもいかない日本市場、ここは在日本外国人市場たツーリズム経済に少しは目を向けて、厳しい現状をブレークスルーしようじゃないの!
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