水本社長はもと日立で財務に携わっていらっしゃったという看板業界では異 色の経営者です。その経歴は現在の会社運営にも存分に発揮され、話の節々 に数字を根拠とされたお話が出てきます。そしてそれは社員の皆さんにも徹
底されており古橋さんの手帳は数字でいっぱいでした^^;
また社長さんは各界でも活躍され、非常にすばらしい「経営哲学」をお持ちです。ファーストさんの理念が「人の数だけ夢がある」というものなのです
が普通ないですよね。その奥深い理念に非常に共感しました。
さて、基本的に水本社長のお話を回想していると、「人はいかに生きるべき か?」「会社はどうあるべきか?」といった哲学的な話が主ばかりになってしまいますので、具体的な事業のお話に戻らせていただきます(笑)
ファーストさんの基本コンセプトは、いたるところで記載されております 4xというキーワードに凝縮されています。
「素材」「機能」「サイズ」「デザイン」という4つの要素。多様化する時代の中でそれぞれを支える因子としてのパーツを組み合わせることで無限のソリューションを提供しようというものです。
例えば因子となるパーツを100個開発することによって4xの考え方によって100の4乗、1億パターンの製品を提供することができます。特に古橋さんがこれから重要とされているのが「デザイン」で、専属の工業デザイン会社と契約され、これから本格的にデザイン、ブランドの開発を目指されています。
その基本コンセプトを支える為様々なベンチマーク(多分^^;)によって市場調査、屋台生産方式、CTIといった先進的なシステムを導入され、業界では珍しい株式公開も視野に入れた企業経営をされています。
さて、それではなぜ4xというコンセプトが必要になったのか?ファーストさんが提供している商品を簡単な単語にすると「スタンダードディスプレイ」という事になります。すなわち規格化されたディスプレイです。
水本社長の基本的な考え方の源には、「看板業界は規格化が進む」というものがあります。オーダーメードから規格へ。紳士服や建設業界がそうであったように看板業界もより利便性のある規格商品のシェアが今までのオーダーメードとのシェア逆転を起こすであろうという考え方です。
そしてそのような要望の中で看板屋さんを強力にバックアップしていく看板屋さんにとっての強力なひとつのxになりうる商材をこれからも開発していきたいとの事。
水本社長、古橋さんありがとうございました&ご馳走様でした! |