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株式会社ダイカン http://www.daikan.ne.jp/
今回ご紹介するのは、株式会社ダイカンの仁義修社長さんです。大阪に出張 中の朝、思い立ったようにメールをさせていただいたのですが急な訪問にも 関わらず快くお出迎え頂きありがとうございました。仁義って名前から怖そ うなイメージを持っていたのですが(笑)とても優しい社長さんでした。 ダイカンさんは1964年、前身の大阪看板文字製作所として創業されました。そこから様々なアイディアを形にして、ものづくりを中心に大きく会社 を発展されました。現在は総合サインメーカーとして金属サインの製作を中心にオリジナル製品の開発に力をいれていおられます。
さて、実は今回取材を目的としての訪問ではなくて別件でお伺いしていたの ですが、お話の中でこれからの看板業界について色々とお話をしていると次 から次へと独自の的を得たお話が出てきて、「これはもったいない」という 事で急遽取材に切り替えさせていただきました^^;

大きく分けて仁義社長のお話の基本は2つだったように感じます。

1つが、看板業は前途多難。
2つ目が、会社のサイズよりオリジナリティ。ということです。


1つ目の「看板業界は前途多難」の背景に関してもお聞きしたキーワードは二つ「看板は建物のアクセサリーである。」(建物需要が減れば必然的に需要が減ってしまう。)「M&Aの増加に伴って簡易で安価なサインが求めらる。」(施工部分や付加価値が少ないものが求められるようになっていく。)

またそれにあわせて現在の看板業者さんの大きな問題点として「看板屋さんは自主的な営業されるところが少ない」事だとおっしゃっています。そのため、規模の大小を問わず、大きな業者間格差が起きるだろうと予想されています。んーーー、反論できない。そして二つめの仁義社長の基本が「会社のサイズよりも、オリジナリティ」です。「目指すはイタリア型企業!」ということで、現状の業界の流れを冷静に分析して、過度な規模拡大を目指さず着実にブランドを形成して高い収益の企業の確立を目指していらっしゃいます。
そういうお考えの下「高級品で目線につくものだけに特化してブランドを形成する」というのが基本戦略になります。「目線につくものでなければ、別に品質は求められない。見えないんだから(笑)」だからこそごまかしのき
かない「目線に見えるもの」にこだわって他の競合さんとの差別化をはかりオンリー1の地位を確保する訳ですね。
現在はブランド戦略に加えて、「高級品で〜」の戦略に合致した異業種への参入も積極的に動かれています。特に一番力を入れているのが車のドレスアップエンブレム。単品で受注を受けた商品をオートメーション化する事でコスト、品質、収益を大きく確保する仕組みを着実に作っていらっしゃいます。

仁義社長色々勉強させていただき、ありがとうございました!

 

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