えーっ みなさんこんにちは。掲示板でもお世話になっています森口@大同銘工です。
この度ご縁がありまして、看板屋コラムの執筆陣に加えて頂くことになりました。と言っても、僕は看板屋じゃなくて、銘板屋なんですよ。なので、看板業界のつれづれは書けません。こういうネタは、あいおさんにお任せします。(笑)比較的得意のネット関係ネタは・・・ これもデキシーさんに任せます(笑)しかしまあ、せっかくこういう発表の場を頂いた事ですので、読んでくださる皆さんに何か役に立つ物にしたいと思っております。
と言うわけで、いきなりですけど、皆さん元気ですか?(笑)(※商売苦しくて元気でないよー ってツッコミは無しでお願いします。)今からお話するのは、うちのオヤジのことであります。
うちのオヤジは、昭和14年生まれの65歳なのですが、実は、肝臓ガンを患いまして、本当ならすでにこの世に居ないはずの人なのですが、今もピンピンしておりまして、現役で仕事をしております。もっと正確に言いますと、病気をしてからの方が元気です。(笑)
結論から言うと、「ガンが消えてしまいました」この欄では、そのときの体験から学んだ、いろいろなノウハウを書かせて頂くことにします。 ガンに限らず、皆さんの健康な生活を送る上でのヒントをたくさんちりばめますので、参考になれば幸いです。とても、一回のコラムでは収まらないので、連載になると思いますが、もし、大至急詳細が知りたいという方がおられましたら、ご遠慮なくメールくださいな。
kouhei@meiban.co.jp
第1回 ガンの宣告
今から6年前の5月のある日、オヤジ(当時59歳)の健康診断の結果が来ました。肝臓のエコーに影が写っていると。そこで、ちと大きな病院で精密検査となりました。結果は・・・・肝臓ガン。 それも4センチから5センチもある大きなヤツ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
もう、家族中パニックです。オヤジにはもちろん内証にしました。幸い、自覚症状などは無く、元気に仕事もしていましたし、食欲も旺盛。病気など信じられないほど元気でしたので、「良性の腫瘍だったよ。 でも、治療はしたほうがいいらしい。放っておくと良くないらしいから」・・・・苦しい嘘をついてごまかしました。
オヤジは、昔からC型肝炎を持っておりまして、かなりの確率で肝硬変や肝臓ガンになりうる可能性がありました。なので、半年に1度の健康診断はしていたのですが、たまたま1回サボリまして、1年ぶりの検査でした。「なんでちゃんと受けておかないんだよー!!」半年前にわかっていたら、もっと早く手を打てたはずなのに・・・と言っても後の祭り。すでにゴルフボールぐらいに増殖してしまった肝臓ガンは、動脈塞栓療法(肝臓の動脈の一部を塞ぎ、ガン細胞に栄養が行かないようにして殺す)やPEIT(エタノールを肝臓に注射して、ガン細胞を焼き殺す)やTAI(動注化学療法。高濃度の抗癌剤を肝臓の動脈に注射します。比較的副作用が少ないといれています)などの治療は困難・・・いや、やったとしても、延命できるのはせいぜい5年と言われました。
僕) 手術は出来ないんですか!!
医師)出来た場所が非常にマズイ場所で、手術も非常に困難です。
しかし、このまま放っておけば、来年の春には大変なことになります。
とにかく延命を目的に、TAIをやりましょう
僕) 抗癌剤は副作用が怖いと聞きますが、やむを得ない選択ならお願いします。
10日ほど入院して治療しました。 結果は、若干小さくなった程度。この間に、僕は本屋や当時始めたばかりのインターネットの検索エンジンを使い、肝臓ガンについて情報収集を始めました。←このときの情報が、後で効いてきます。
ネット&口コミによると、地元大阪で、肝臓ガンの治療成績の良い病院は「府立成人病センター」と言うことが解りました。早速相談に行くと、待合室は患者であふれかえっています。聞くと大半はガン患者ということで、その実態に愕然としました。この中で、5年後何人生きているんだろう・・・不安で押しつぶされそうでした。
この病院には、ブラック・ジャックのような「肝臓外科の権威」がいらっしゃいまして、持ち込んだレントゲンを見て「手術出来ますから、切ってみましょう」と言う事になりましたが、手術待ちが3ヶ月。 ヲイヲイ・・・そんなのチンタラ待ってたら、手遅れになるやんけ!と言っても、みーんな命を懸けて並んでる患者さんばかり。仕方ありません。手術を待つ間に、少しでもガンの進行を食い止めることは出来ないか??仕事そっちのけで、ガンの勉強に没頭しました。
本屋に行くと、「これを飲めばガンが消える!」なんてセンセーショナルなタイトルが付いた本がたくさんありまた。 普段なら、「アホかい。そんなモンで治るんやったら、ガンで死ぬ人なんか居るかいな」と馬鹿にしたでしょうが、今回は藁にもすがるような思いなので、そんな本もジャンジャン買い込み、むさぼるように読みふけりました。書籍費だけでも数万円使ったかなー(笑)
どれもこれも、ガンと戦うための健康食品を絶賛し、体験談が満載の本ばかりでした。巻末には、お約束の「ガンでお困りのかたは、こちらまでお電話ください」と、健康食品販売会社の連絡先が。(笑) 提灯記事だと判っていますが、それでも精神的に凹んでますから、「治った」という体験談は、なにより心の支えです。オヤジと似たケースの体験談を探しては、「すごい! 治るんだ!」と感動してました(笑)
アガリクス・・・
プロポリス・・・
霊芝・・・
紫イペ・・・
水溶性キトサン・・・
メシマコブ・・・・
そんなキーワードを検索エンジンの窓に打ち込み、インターネットで情報収集もやりました。朝から晩までネット三昧の日々で、当時まだダイヤルアップでしたので、NTTの請求書は月に4万を超えました。 命がけの情報収集ですから、電話賃などかまっちゃいません。(笑 とにかく、情報収集には金を惜しみませんでした。ネットからの情報というのは、健康食品類のサイト、最新の治療方法、助かった人の体験談など多岐におよびます。
疑り深い僕は、その一つ一つについて、丁寧に掘り下げて調べて行きました。
例えば「アガリクス茸」には「βグルカン」という成分が含まれており・・・・と書いてあります。それが何なのか?本当に効くのか?他の専門家や医師はどう考えているのか?などを検証するために、検索窓に「βグルカン」と打ち込み、さらに掘り下げて調べます。また、「βグルカン 騙された」とか、「βグルカン 効かない」とか、否定的なことを書いてあるサイトがないかも調べます。 販売店、研究者、医療機関、大学の研究室、メーカー、個人サイトの体験談など、しらみつぶしに見て回っては、情報に矛盾が無いかを検証しました。毎日、毎日、こんな地道な作業の繰り返し。時間なんて、あっという間に過ぎて行きます。ほんと、仕事そっちのけで没頭してました。
しかし、こうして掘り下げて勉強を進めると、なんとなく物の本質が浮かんでくるのです。話を総合すると、ガンになるメカニズムは、「活性酸素」によって遺伝子が傷ついた異常細胞が、免疫の網をかいくぐって増殖してゆくということでした。
「活性酸素???」 なんじゃそら??今でこそ、「おもいっきりテレビ」や「あるある大辞典」など健康情報番組がたくさん放送され、「活性酸素」という言葉も一般名詞化しておりますが、当時はほとんど知られていない言葉でした。当然僕も初耳。しかし、この「活性酸素」を知ったことが、オヤジの命を救うキーポイントになっていきます。この続きはまた 次回に。
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