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第29回 〜「安くて速いインターネット」
大阪府 デキシー 中島昭二さん


巷ではADSLがブレーク中です、どのパソコン雑誌にもADSLの文字がならんでいます。 さて、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)っていったいなんなのでしょうか? 詳しくは専門の解説ページなどを参照していただくとして
(*注1)

一言でいうと「安くて速いインターネット」です。

「安い」という点に関しては全ての人が感じるかどうかはわかりませんが、1日に30分程度インターネットをする人なら検討する価値ありだと思います。
30分*30日=900分 3分8円として2400円、これにプロバイダの使用料を2000円とすると4200円(実際には各種割引サービスがありますからもう少し安くなるとは思いますが)。
これに対しADSLは1ヶ月、24時間使い放題でプロバイダ使用料込月額2980円〜となります。

「速い」ってどのくらい?

現在市販されているパソコンについてるモデムは56Kbps(5万6千ビット/秒)、これは1秒間に7キロバイト(56000÷8=7000)のデータを送れることを意味します、NTTがちょっと前までしきりに「速い」と言っていたISDNが64Kbps(6万4千ビット/秒)、これに対してADSLは最高で8Mbps(800万ビット/秒)ですから桁違いに速いということになります。
もっと具体的にいうとフロッピーディスク1枚のデータを1秒程でダウンロードすることができます(実際には回線の状況で変わります)

もうすこし詳しくADSLサービスをみていきましょう。

ADSLサービスには1.5Mタイプ(最高150万ビット/秒)と8Mタイプ(最高800万ビット/秒)があります。
今年の6月までは、1.5Mタイプのものでプロバイダ料と合わせて5800円というのが相場でした、ところが7月にヤフーが発表したADSLサービスは8Mでプロバイダ料と合わせて月額2280円、NTTの回線使用料とモデムのレンタル料と合わせても3017円というとんでもないものでした。
当然申しこみ者が殺到(僕もその一人です(^^))、その結果多くの被害者(*注2)を出しましたが、これをキッカケに業界に価格破壊が起こり、現在のADSL低価格時代が来たというわけです。

一見いいこと尽くめのようなADSLですが・・・

実はこのサービスの恩恵にあずかれるユーザーは限定されているのです。
まずまだ新しいサービスのため提供地域が限られているという点がありますが、加えてこの技術はNTTの回線収容局から離れるほど(電話線が長くなるほど)品質が低下するためサービス提供エリアであっても満足なスピードを得られない場合があるのです。
またISDN信号との干渉によっても品質が低下するという問題もあり、8Mサービスといえどもフルスピードが出ることは極まれなことのようです。
ちなみに僕はso-net/ACCAの8Mサービスに加入していますが、実測で3Mbps程度の品質です。 うちの近所の友達(うちより50mほどNTTに近い)がヤフーBB(ヤフーの8Mサービス)なんですが、ここは5.5Mbps出ています。
このように回線収容局との距離、ISDNの干渉、その他のノイズ等の影響で同じ地域でもけっこう速度差があるのが実情です。
このため実際に開通してみないとどの程度速度が出るかわからないというのもADSLサービスの問題点です、現状ある程度速度の出ているケーブルインターネットからの乗り換えは慎重にした方がいいかもしれません。
しかし、今までモデムやISDNでインターネットしていた人の場合はほとんどの場合速くなると思っていいと思います。

※ただ、インターネットの場合は混んでるホームページはいくら接続スピードが速くなっても、表示が速くなるとは限りません、よくある例えでフェラーリも渋滞すれば同じということですね。

実際に開通してから、速度を改善しようとした場合どんな方法があるでしょうか?

まずはノイズ対策です、電化製品からのノイズの影響を最小限にするために配線は極力短くする方が良いでしょう。
この場合、LANのケーブル(*注3)は特に短くする必要はないので、モジュラー/スプリッタ間、スプリッタ/モデム間のケーブルを必要最小限の長さにすることをおすすめします、 ノイズを軽減するような装置もいろいろ出ているようです。

次にパソコン側の通信設定を若干変更することで飛躍的に速度が向上する場合があります(*注4)
うちの場合も、開通直後2Mbpsだったものが、調整により3Mbps以上(時には4Mbps以上)の速度が出るようになりました。

このような速度になるとどんなことができるようになるのでしょう。

まずはホームページの表示が驚くほど速くなります、データの受信速度が上がるので当然ですね。
大きな添付ファイルがくっついたメールもサクサクっと受信できます、これで2メガとかのデータをメールで送られて困っちゃう〜なんてことが無くなります。
これらのことは仕事の作業時間にも影響するのでかなりメリットがあると言えるでしょう。

そして今話題のブロードバンドコンテンツ(*注5)を見ることができるようになります、ただしこの場合パソコンもある程度の性能が要求されます、いくらデータ受信が速くなってもそれを処理する能力が足らないと、ぎこちない動きになってしまいます。 ここ1年以内に買ったものならまず問題ないと思います。

今後は光ファイバーなどのより高速なサービスも普及してくると思われますが、当分はADSLがもっとも安く速いインターネットということになるのではないでしょうか。

最後に、NTTの回線収容局からの距離を計測できるホームページを紹介します。
アッカネットワークス距離チェック

ここで表示される距離は直線距離ですが、実際には電話線は道路沿いに張られている場合が多いのでこの数字を1.5倍ほどにした数字と考えた方がいいでしょう。
実際の距離で2Km以内であれば8Mサービス、それ以上になると速度的に1.5Mサービスと変わらなくなるので1.5Mサービスを選択した方が良さそうです。

というわけで、すでにサービス提供中の地域におられる方は検討してみてはどうでしょうか。

アッカネットワークス

イーアクセス

NTT/フレッツADSL

(フレッツは接続サービスとプロバイダが別料金なのでちょっと高めです。)

◎ADSLが開通したら速度を測ってみましょう

ADSL実験室

この中にある速度報告掲示板


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*注1 ADSLとは?

*注2 多くの被害者

*注3 LANのケーブル

*注4 速度が向上する場合

*注5 ブロードバンドコンテンツ
ブロードバンドというのは広帯域、つまりデータの通り道が広いという意味です。 このため従来ダウンロードしてから見ていたような動画などを、ストリーミングという技術でテレビのようにリアルタイムで表示できます。

◎おすすめ

クイックタイム ムービートレーラー
(映画の予告編が多数見れます、クイックタイムプラグインが必要です、プロ版は有料ですが、必ずしもプロ版にする必要はありません)

DAMインターネットカラオケ(1ヶ月800円で歌い放題です)

 

 


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