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全国の看板屋さんに毎週交代でコラムを書いてもらいます。

第2回 〜コラムを頼まれて
茨城県 増子看板店 増子栄寿さん

コラムを頼まれたのは良いが、大した事を考えず生きてきたのでご期待にそえるか。

まず、私にとってコラムというとまずボブ・グリーンですね。
アメリカのコラムニストです。
人間に対する見方が素直なのでしょうね。
飾らずその人をとらえ、書き、表現します。
普通の人の日常のシーンから、マイケル・ジョーダンの生き様のシーンからすべてにおいて同じ視点でとらえることの出来る才能は卓越している。

コラムではないが、日本の作家で、上げるなら沢木耕太朗かなぁ。
この人は、逆かなぁ。のめり込みますね。
まずは、対象者に対し、一線を引いて書き出しはするものの、そのうちその対象者の中に、実生活に直接参加していってしまいます。
これは、大変な事です。受け入れられなければ、何も書けないのです。
また、受け入れらても、書けなくなるときもあると思えます。
不器用な人とさえ思えてきますが、 不器用だからこそ文に魂が入っていくのでしょうか。

私は看板屋の二代目です。
親父は、筆一本の書き屋で、腕のいい職人さんだと言われています。
でも、不器用です。なんせ、字しか書けません。ノコギリ・ハンマー・穴掘りやったことはあるでしょうけど、お金をいただける物は作れないです。
でも、子供を作る、作らせる才能は卓越しています。
子供を9人授かり、大家族の看板屋なのですから。
その長男が私です。

若い頃から下積み(3ヶ月で挫折)・修行などせず、バイクの後ろにペンキと筆を積み、いろんな看板屋さん・塗装屋さんの所にいっては、書いていました。
今で言う外注です。
一時間で、ちょこちょこと書きながら、おしゃべりながら何万円と貰っていたようです。
当時、親父の腹巻きの中にはサラリーマンの月給の倍は入っていたと思います。
バイクのタンクに乗せられながら、太い腕の間から親父の顔を見上げては、子供ながらにかっこいいと思っていました。パチンコ屋さんに行く途中ですが。

下積み・修行などせずと書くと、うちの母親は、訂正するでしょうね。
若い頃は、寝るのを惜しみ、夜遅くまで枕元で 新聞紙を台紙に、墨で何度も何度も字の練習はしていたと誇らしげに言います。

そんな父も今年で65歳。 糖尿病でこの15年間は病院を出たり入ったり。
でも、末娘(六女)も22歳となり、暢気に暮らしています。

その跡継ぎの私は、MACにはまっている最中です。
継いだ頃は、まだ文字が書けなければいけない時代で、私も修行せず文字を書き出した部類にはいいるかなぁ。
15年前に書いたトラックを見つけた時は、その頃を思い出し、一生懸命書いていたなぁ。
と思いはするもの書き直したくなりますね。
下手でもお金を稼がないといけなかったので。

看板屋を15年してきましたが、今、思っているのは
Quality Craftsmanship with Digital & Analog Skillです。
ここのパクリですが、先を見すえて、頑張っているいい会社です。
http://www.daikan.ne.jp/

デジタルはスピードも一緒に生み出し、広がり、繋がり始めると思います。
アナログは差別化を生み、ブランド化になっていくと思っています。

ブランド化出来た看板屋さんを一件、紹介しておきますね。
看板ナビさんには、登録されていませんが、すずき工芸さんです。
http://www2.ocn.ne.jp/~kougei-s/index.html

自らデジタルに依存し始めた看板屋さんが生き残るには、
術は営業でしかないかなぁ。と思っています。
プレゼンも不可欠ですね。お金をかけてプレゼンするなら、誰にでも出来ます。
お金=時間なので、時間をかけず、プレゼンが出来ればいいのです。
何かしらのコネや裏から営業が上手なところは必要ないでしょうけど。

そこに必要なのがデジタルとWEBです。条件はパソコンが使える事ですが。

簡単に言えば、お客様の前でデジタルカメラで取付場所を撮影し、ノートパソコンにそのデーターを入れ、看板のレイアウトをレイヤーで載せ、自由自在に編集させ、見せればいいのです。そのお客様の前で。
正式なレイアウトはそのデーターをjpg形式の画像かお客様の持っているソフトにあわせ作り直し、メールで送る。色付きFAXですね。
これで納得してもらい、喜ばれ、見積があえば、仕事は来ます。

自社アピールを低予算でするなら、ホームページですね。
自社アピールを口で、言葉で、説明出来る術を持っている方なら、 必要は無いでしょうが、言葉より目で見せた方が簡単に伝わると思います。
カタログを作って見せても同じですが、カタログはすぐに古くなり始めます。
そこでホームページで今まで作ってきた看板を見せれば、いいわけです。
最新の看板もすぐに載せることも出来ます。

頭に浮かんだ事をただ書いてきましたが、看板屋さんという職業を選んだ理由は様々だと思いますが、
和田かんばんさんの言っている。「みんながうれしくなる看板づくり。」 http://www.edinet.ne.jp/%7Eyoichi/wadakan1.html

この言葉が、今の私の看板屋さんのあるべき姿だと思っています。
私、茨城県日立で増子看板店を営んでいる増子栄寿と申します。
2001.2.22には、新ホームページmashikokanban.com が立ち上がりますが、今はあいおdfというホームページで頑張っています。
http://www08.u-page.so-net.ne.jp/fg7/a10-eiju/

是非、遊びに来てください。よろしくお願い致します。
また、このような場所を与えていただいた看板ナビさんに心から感謝致します。

 


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